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3年間のご褒美

先日、只見高校2年生のロングホームルームの授業を、心志塾のスタッフが見学してきました。

内容は、進路について。

10年後の自分をなんとなく想像するところから始め、そこから具体的になりたい自分像を考え、そんな自分になるために必要な知識やスキル、能力について調べたりしました。

 

現在2年生の塾生たちも、もうすぐ3年生です。

生徒たちの夢をかなえるお手伝いをするため、学校の進路活動を塾でもバックアップします。

「生徒が希望する進路を実現する」ということのために、学校の先生と公営塾のスタッフが話し合い、こうして学校の授業を見せてもらい、最善の方法を一緒に模索していくことができるのは、只見町の公営塾ならではの魅力ではないでしょうか。

 

担任の先生や、生徒の話を聞いていると、外から楽しそうな声がしてきました。

窓から外を覗いてみると、進路が決まった3年生たちが雪遊びをしていました。

雪だるまを作っていたようですが、どうやら雪合戦に発展したみたいです。 

 

3年生は、野球部の生徒も多いです。盛り上がりすぎて本気で投げた雪玉は当たったら痛そうですね(^-^;

放課後になり、高校生たちの学習サポートをしている被服室の窓を開けると、3年生の力作が目に飛び込んできました。

3年生から感想を聞くと、

「あの雪だるまは○○が作って~」「丸めたのはいいけど雪が重くて持ち上がらなくて…」

「作っていたら○○が雪玉を投げてきて雪合戦が始まって~…」「野球部のピッチャーだった子が投げてきて…」

などと、生き生きと話してくれました。

 

大人にとってはあっという間の3年間ですが、高校生を間近で見守っていると、生徒たちにとってはあっという間のようでとても長い3年間だと思います。

楽しい思い出ばかりではなく、学校の授業や部活動やイベント、そして進路活動など、大変だったことも多くあったと思います。

たくさん怒られ、たくさん悔しい思いをし、それでも生き生きと力強く育った3年生たち。

 

そんな3年生へ、先生からのご褒美のように感じました。

 

なんだか雪の上の足跡も「青春」を感じさせてくれますね。

 

今の2年生たちは1年後、どんな進路に進んでいくのか…。

楽しみに感じると同時に、私たち塾スタッフもしっかりとサポートしていこうと、気が引き締まりました。